外壁塗装業者の選び方

外壁塗装業者には、ハウスメーカーや工務店、リフォーム業者、個人の業者などさまざまです。そのため、費用や信頼度、施工方法等が異なり、選択にコツが要ります。 大切な家の外観の見栄えを左右する外壁塗装ですから、やはり納得できる価格と技術の業者を選びたいですね。ここでは、外壁塗装業者選びのポイントを解説していきます。

外壁塗装業者選びの第一歩は、見積もりを取ることです。見積もりは複数の業者にお願いして、比較や交渉を行うのがおすすめです。

外壁塗装の業者側も、他の業者でも見積もりをお願いしていると聞くと、顧客獲得のために適正価格、もしくはそれよりも少し安い価格を提案してくれるはずです。

しかし、あまり多くの業者で見積もりをとると、余計に迷ってしまう可能性があるので、多くても5社までに絞りましょう。

見積書を確認するときは、総額ばかりに目を奪われるのではなく、内訳の各費用をしっかりとチェックするとよいでしょう。各項目の費用をしっかりと明記している業者は、信頼度が高いです。

例えば、作業工程で上塗りシリコン塗料を使う場合、どのメーカーのものを使うのか、使う量などが記載されておらず、「その他」や「塗装一式」などと記載されているだけのケースがあります。そのような見積もり書では正確な費用がわからず、判断しにくいです。

各費用を細かく記載している業者を選びましょう。

施工実績を公表している業者は、信頼度が高いです。ホームページだけではなく、見積もりや相談の際に施工実績の資料を提示する業者もあります。

施工実績を確認する際には、施工内容や費用をチェックしておきましょう。

実は、資格がなくても外壁塗装業の運営ができるため、資格を持たずに運営している外壁塗装業者が存在します。

外壁塗装業者の技術力を判断する材料として、資格や許可の有無が有力です。

外壁塗装に関する資格がいくつかある中で、重要な資格は「塗装技能士」「建設業許可」の2つです。

塗装技能士は国家資格で、1級と2級があり、1級は実務経験が7年以上なければ取得できません。そのため、塗装技能士1級を持つスタッフが在籍する業者は、技術力が高く、経験豊富だと言えるでしょう。

そして、これまでの施工実績の規模の判断になるのか建設業許可です。建設業許可とは、500万円以上の工事で必要となる許可証で自治体の審査をクリアしなければいけません。つまり、建設業許可を持っている業者は、これまでに500万円規模の工事実績があり、信頼度と技術度が高いと言えます。

施工直後にはトラブルがなくても、時間が経つごとに、何らかの支障が出てくるケースがあります。そんな時に役立つのが保証制度です。

たとえ評判の外壁塗装業者であっても、施工ミスが発生したり、外的要因により劣化が進むこともあるでしょう。再度工事が必要な場合、保証制度がなければ実費で支払わなければいけませんが、保証が用意された業者と契約をしておけば、定められた条件と期間内で費用を用意してもらえます。

保証内容の確認ポイントは、3つです。

また、外壁塗装に関する保証には、使用した塗料メーカーによるメーカー保証と施工を行った外壁塗装業者の工事保証の2種類があります。それぞれの補償内容をしっかり確認した上で、最適な保証がある業者を選びましょう。