外壁塗装で駐車場の車は移動が必要？

外壁塗装を行う際には、住宅の周りに足場を設置しなければなりません。よほど広い駐車場や建物から遠い場合を除いて、車両は移動させておきましょう。

大きな資材を運び込むときにも妨げになりますし、作業中に塗料が飛散して車を汚したり、鉄の足場を運び込む際に傷がつく可能性もあるからです。業者さんはお客様の所有物に傷や汚れを
つけてしまったときのために工事保険には入っているでしょうが、車両を移動すれば避けられる事故なので、心得ておきましょう。

住宅の前面道路が広めである場合には、日中は路上駐車しておいて、工事が終わったあと駐車場に戻すこともできます。
駐車場内に足場を組まなければならないときは、近隣駐車場を探して、短期間の契約を結ぶことも検討しましょう。

ご近所づきあいが盛んで、駐車スペースに余裕がある場合など限定的な条件はありますが、周囲の知り合いに頼んで、工事期間中の駐車スペースを確保するケースもあります。
しかし、外壁工事の期間は1週間から10日間程度かかるので、実家や親せきなどの家が近いのでなければ難しいかもしれません。

工事期間中に移動した車両の駐車場確保の方法として、おすすめなのが短期間の駐車場を契約することです。費用はかかりますが、誰にも迷惑をかけることなく、気疲れもありません。

ただし、借りるときには、「近所の駐車場に空きがあるか」「一か月単位、日割りなどでの契約が可能か」など事前に確認しておくことが重要です。契約期間が3か月～というところや、別途で初期費用がかかるところもあります。契約期間も、工事の開始や終了予定日ぎりぎりではなく、余裕をもって契約しましょう。一か月単位で借りるなら、月初めからの契約がおすすめです。

外壁工事中は、できるだけ移動するのが望ましいと思いますが、作業箇所周りの足場設置スペースと搬入スペースが十分ある場合には、そのままでも良いとされています。足場は、塗装する建物の壁面から１ｍの範囲で組みますので、住宅と駐車場が隣接していない、敷地が広いなどの条件をクリアしている必要があります。

また、外壁塗装中の塗料の飛散などで車両が汚れるトラブルを避けるためにも、車両を移動しないときは養生シートなどをかけておくのがおすすめです。